Q. これからのラムサール条約(じょうやく)は?

A. 人のくらしにも、そのほかの生き物にとっても、ますます大切な「約束(やくそく)」になっていくでしょう。

ラムサール条約が結ばれたのは、始めは湿地(しっち)が「特に水鳥(みずどり)にとって大切な場所だから」守るためでした。
その後、その理由に「魚や漁業(ぎょぎょう)にも大切な場所だから」が加わりました。
さらに年月がたつと、「湿地そのものが地球の生き物すべてにとって大切な場所だから」守るという考え方に変わりました。
そして条約では今、湿地にある「水」を大切に使うことにも力を入れています。

湿地の大切さやラムサール条約について知ってもらおうと、条約の事務局(じむきょく)では毎年2月2日を「世界湿地の日」に決めました。この日は、世界中の湿地で観察会(かんさつかい)やお祭りなどのイベントが開かれ、多くの人びとが楽しんでいます。
湿地を守っていくには、みんなが「湿地って楽しくて、いいところだな」と思う気持ちが、何よりの力になるからです。
 
 

2月2日は近くの湿地に
行ってみよう!楽しい
ことがたくさんあるよ。



釧路湿原での「世界湿地の日」ツアー。

みんなで凍(こお)った湖の上にねころがって、空をながめているところです。



TOPページへもどる