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  • 2023-11-22 国際協力 > No.88 湿地生態系のおける自然を活用した社会課題の解決(NbS)に関する研修を実施しました
    2023年10月12日から11月21日まで、コスタリカ、ドミニカ共和国、グアテマラ、ニカラグア、パナマ、ペルーの6カ国から、湿地管理などに携わる8名の研修員が来日しました。
    この研修の目的は、釧路湿原を中心とした湿地生態系のもたらす生態系サービスに着目し、様々な社会課題(自然災害の防災減災、気候変動対策、農業・水産等の生産活動、生物多様性保全等)へのNbSの事例を学ぶことです。JICA北海道センター(帯広)から当センターが研修を受託し、実施しています。
    1年目となるこの研修は、約1ヵ月半で釧路、札幌、石狩川、宮城県、東京、九州地方を訪れ、自然再生事業地の生態系サービスへの影響や市民参加型事業の紹介、地形を利用した遊水機能などNbSに関する事例について理解を深めました。最終日はどのように自国の課題解決に導くかの活動計画案であるアクションプランを発表してもらい、互いに理解を深めました。