オーストラリア・姉妹湿地への訪問と姉妹湿地提携の更新

オーストラリア・姉妹湿地への訪問 2004年11月4日から9日にかけて、KIWC関係6市町村の代表が、姉妹湿地のあるオーストラリア・ニューカッスル市とポートスティーブンス郡を訪問しました。1994年に結ばれた姉妹湿地提携10周年を迎え、提携の更新と今後の交流事業についての討議を目的とし、KIWC理事長(釧路市長)はじめ3名の関係者がハンター河口湿地(クーラガング湿地)およびその周辺都市を訪れました。
滞在中はニューカッスル市美術館での歓迎会や、現地の専門家の案内によるクーラガング湿地再生プロジェクトの視察、一般ビジターのための湿地観察会(モーニングウォーク)への参加など、地域の多数の関係者によるあたたかいもてなしと協力のもと、多彩な交流活動をおこないました。
ウェットランドセンター・オーストラリアで開催された姉妹湿地更新式典にはジョン・テイト、ニューカッスル市長、クレイグ・バウマン、ポートスティーブンス郡長はじめ約50名の関係者が出席しました。会場にはKIWCよりセンターに寄贈された、釧路地域の子供たちによる湿地をテーマとした作品が展示され、地元の子供たちが地域紹介のプレゼンテーションをするなど、なごやかな雰囲気の中、姉妹湿地交流の更新提携書が調印されました。その後、関係者10名によるワークショップが開催され、市民交流や環境教育など7つの提携分野における今後の活動内容について意見が交わされました。


UNITAR釧路研修ワークショップの開催

UNITAR釧路研修ワークショップ 2004年11月29日から12月3日にかけて、UNITAR(国連訓練調査研修所)アジア太平洋地域広島事務所主催による研修ワークショップが、釧路市観光国際交流センターを会場に、KIWCの共催により開催されました。UNITARによる釧路での共催ワークショップとしては5回目の、2004年に開設されたUNITAR広島事務所の主催としては初めての開催となります。
今回のワークショップでは「湿地、生物多様性と水」がテーマに定められました。水環境に着目した生態系管理における新たな知見や技術を習得するため、アジア・太平洋地域の開発途上国を中心に、26カ国40名の行政官や専門家が参加しました。
講義や実習のほか、釧路湿原へのフィールドツアーや地域の人々との交流の機会も設けられ、豊かな自然環境と市民参加の実績を活かした、釧路ならではの充実した内容となりました。
また、地域の文化団体や国際交流の市民ボランティアの多大な協力により行われた、書道・華道・茶道の日本文化紹介は、海外からの参加者に大変好評でした。
ワークショップ初日の未明に釧路沖地震が発生し、参加者を大いに驚かせましたが、幸いケガ人もなく、修了式では全員がすべてのプログラムを無事終え、笑顔で修了証書を手にする姿が見られました。


「冬のウェットランドウォッチングツアー」の実施

2005年1月29日、「冬のウェットランドウォッチングツアー」を主催しました。子供から大人まで15名が参加、釧路湿原の中をゆっくりと走るSL「冬の湿原号」で、雪におおわれた湿原の景色を楽しみながら塘路湖を訪れました。 湖畔の森ではウサギやエゾリスの足跡を確認し、湿原のオジロワシやエゾシカも観察することができました。また塘路湖では、氷の伸縮でつくられた大きな「御神渡り」が湖面を横切っているのを間近で見ました。
参加者たちは冬の生き物の観察のあと、塘路湖エコミュージアムセンター・佐藤光則指導員の解説を受け湖面の氷の不思議をさぐり、釧路星園高校・柳敏教諭の指導で雪の結晶作りにチャレンジしました。
そのほかにも、ネイチャークラフトや釧路湿原クイズなど、盛りだくさんのプログラムをとおして、冬の湿原をおおいに楽しみました。
なお、この観察会は(財)河川環境管理財団より河川整備基金の助成を受けて実施されました。 冬のエコツアー