2006年度JICA湿地保全研修コースの実施

200612aa.gif(54361 byte) 2006年5月22日(月)から7月4日(火)まで、JICA(国際協力機構)集団研修「湿地における生態系・生物多様性とその修復・再生及び賢明な利用」研修が、JICA帯広国際センターを研修実施機関、環境省自然環境局及びKIWCを受け入れ機関として実施されました。
集団研修として3回目の今年度は、6カ国(ドミニカ共和国、インドネシア、モンゴル、ソロモン、ベトナム、ザンビア)より環境保全や自然保護に係わる中堅行政官や専門家6名が参加しました。北海道の釧路湿原で始まった自然再生事業から、本州首都圏の干潟再生、沖縄のマングローブ湿地保全のための取り組みまで、日本列島を縦断しながら、多種多様な環境における湿地の保全・自然再生の事例について学びました。また、研修員は環境教育プログラムやエコツアーなど、湿地の自然資源の持続的な利用方法に関するさまざまな実習にも参加しました。
研修員達は滞在中、ホームビジットや、エコツアーや環境保全について学んでいる大学生との討論などを通じて、さまざまな市民と交流しました。


国連訓練調査研究所(UNITAR)研修ワークショップの共催

2006年8月27日(日)から31日(木)にかけて、UNITAR(国連訓練調査研究所)アジア太平洋地域広島事務所による研修ワークショップが、KIWCとの共催で実施されました。UNITARによる釧路での研修ワークショップとしては6回目の、UNITAR広島事務所の主催としては2回目の開催となります。
今回のワークショップでは「生態系、水と生物多様性」がテーマに定められました。水環境に着目した生態系と生物多様性の保全に関する知見や技術を習得するため、アジア・太平洋地域の開発途上国を中心に、27カ国44名の行政官や専門家が参加しました。
メイン会場となった釧路市観光国際交流センターでの講義や実習のほか、釧路湿原と阿寒湖を視察する1泊2日のフィールドツアーによる、ラムサール条約登録湿地の管理運営や利用の方法、地域住民とのかかわりなどの事例紹介も実施されました。参加者にはワークショップとその後のフォローアップにより得た知見を、自国でさらに普及・発展させる指導者となることが期待されています。
200612bb.gif(38206 byte) 研修の合間には、地域文化団体等の協力により、釧路蝦夷太鼓と華道実演が披露され、海外からの参加者に大変な好評を博しました。


2006年度JICAエコツアー研修コースの実施

200612cc.gif(60749 byte) 2006年10月2日(月)から11月10日(金)まで、JICA集団研修「自然公園の管理・運営と利用」研修がJICA帯広国際センターを研修実施機関、KIWCを受け入れ機関として実施されました。 集団研修として最終回となる今年度は、4カ国(ブータン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ネパール、ルーマニア)6名の、観光や環境保全に係わる中堅行政官を迎えました。研修では東北海道の各自然公園を中心に、エコツアープログラムの体験実習や、自然公園制度、エコツアー理念、環境教育現場の視察などを行いました。 さらに京都・東京も訪れ、文化史跡を活用したエコツアーの事例についても学びました。研修員はこれらのプログラムを通して学んだことを活かした、自国におけるエコツーリズム導入と活用のためのアクションプランを企画し、研修の最後に発表しました。
1ヶ月を超す長い研修期間中には、ホームビジットや小学校訪問などの、市民との交流の機会も設けられました。閉講式には、滞在中に親しくなったホストファミリーも出席し、研修員とともに修了を喜びあいました。