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  • 2015-08-21 一般向けの活動 > No.27 「みんなで調べる復元河川の環境・2015夏」を開催しました。
    平成27年7月12日(日)に「みんなで調べる復元河川の環境・2015夏」を開催し、標茶町茅沼地区・釧路川蛇行復元現場周辺で、地域住民の皆さんと一緒に調査を行いました。2010年から毎年行っているこの調査は、今回で11回目となり30名(スタッフ等含む)が参加しました。
    参加者は土壌調査、水生生物調査、植生調査の3班に分かれ、専門家の指導のもと各調査内容を1つずつ丁寧に調べました。土壌調査では河畔の地層や砂州の大きさを調べ、復元河道の氾濫や土砂堆積状況の調査・推測を試みました。水生生物調査では、調査地点ごとの生息環境に応じた魚類が観察されました。さらに、ウチダザリガニの今後を注視する必要があることがわかりました。植生調査では、林内に方形区を設け、その中の植生を調べ、優占種の変化などを確認しました。
    調査終了後は近隣施設に移動し、まとめ・ふりかえりを行いました。各調査結果を確認しながら、過去の調査データと比較し、どのような変化が見られるかについて全員で考えました。
    今回は、釧路川蛇行復元現場に新しく完成した木道のおかげで、各調査地点へスムーズに移動することができました。とても暑い中での調査となりましたが、参加者の皆さんに蛇行河川の働きや影響を理解してもらう貴重な機会になりました。

    なお、この調査活動は、公益財団法人河川財団による河川整備基金の助成を受けています。