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  • 2022-06-16 一般向けの活動 > No.60 「世界湿地の日記念 冬のエコツアー2022」を開催しました。
    2月2日の世界湿地の日を記念し、2022年2月6日(土)に「冬のエコツアー2022」を開催しました。当センター技術委員長の新庄久志氏を講師に迎え、阿寒湖畔周辺の森林を散策し、晴天の下、市民7人が野鳥の鳴き声や冬の山並みなどを楽しみ、阿寒湖の自然の豊かさに触れました。
    11時に阿寒湖畔エコミュージアムセンターを出発した後、ボッケという泥火山を見学し、遊歩道「森のこみちコース」の途中まで往復約2キロを散策しました。地熱が高く、冬期間も地面が露出しているボッケの周辺にある火山性地熱地帯にも足を運び、露出した地面の噴気孔から立ち上がる水蒸気は、参加者にとって新鮮に映ったようでした。
    新庄委員長によると、地温の高いボッケ周辺は一年を通して卵が孵化できる環境にあることから、ツヅレサセコオロギやマダラスズなどが生息し、真冬でも成虫や捕食する野鳥の鳴き声を聞くことができるそうです。
    昼食には、阿寒湖の漁業資源であり観光資源でもあるワカサギを試食しました。午後には、振り返りのワークショップを行いました。参加者は「見たことがない景色を見ることができた」「普段歩く道も解説があると楽しい」と充実したひと時を過ごしました。